住宅にとっての害虫「ゴキブリ」「ダニ」「シロアリ」「カビ」
恐らく皆さんの中で家にいる害虫「ゴキブリ」「ダニ」「シロアリ」「カビ」などを好きだとおっしゃる方はほとんどいらっしゃらないだろうと思います。その見た目からも嫌悪感をもよおす方も大勢いらっしゃることでしょう。見た目のみならずこれらの害虫は菌・ウィルスなどの病原体を媒介することで感染症の原因になるなど、衛生環境を悪化させることで、衛生上の害をもたらす厄介者です。

代表的なゴキブリによる被害
- 病原菌の運搬(サルモネラ菌、赤痢菌、小児麻痺ウィルス)。
- 糞、死骸などがアレルゲンになる。
- 見た目、突然の出没、不潔さなどによる不快感。
- 食品を食べ、書籍を汚す。電気系統の障害(ショート)を引き起こす。
代表的なダニによる被害
- ツメダニは人を刺します。
- 刺されると、その瞬間は痒みも腫れもないですが、1~2日経つと赤く腫れてかゆみが起こり1週間ほど続くことがあります。(遅延性のアレルギー皮膚炎)
- イエダニはネズミに寄生し、感染症を媒介します。
- イエダニは、ネズミに寄生し、吸血しているダニです。
- 寄生しているネズミが死ぬと、新たな寄生先を求めて人を吸血することがあり、これが原因で皮膚炎を発症します。
代表的なシロアリによる被害
- 基本的にシロアリは「ガラス」と「陶器」以外は何でも食べると言われています。コンクリートだから大丈夫ということは言えません。
代表的なカビによる被害
カビの健康被害としては一般的に、
- アレルギー喘息
- シックハウス症候群
- 皮膚炎
- 「トリコスポロン」というカビの胞子が原因となる肺炎、アレルギーによる過敏性肺炎
一般的な新築住宅の害虫対策
ゴキブリ・ダニ対策・・・システムキッチンやトイレなどの建材メーカーの商品に頼るのみで施主から強い要望を出さない限り特に対策はないようです。
シロアリ対策・・・これに関してはメーカーや工務店によってさまざまな方法がとられているようですので一概には言えませんが、基本的には薬剤散布です。効能は約10年。10年以降は施主が自費でしなければなりません。
カビ対策・・・カビ発生の原因は湿気などの水分です。ですから、対策としては通気性をよくするための24時間換気システム、結露防止の高気密高断熱材などの使用が一般的です。
オガ森の家の害虫対策
方法は単純明快な理論です。害虫の嫌いなものまたは嫌がるのものを置いて”害虫を寄せ付けない”しかもカビも防ぐ!
害虫を寄せ付けず、カビを防ぐものとは?
答えは… “炭”
“炭” の効能とは?
ゴキブリ対策…台所の床下に炭を入れたらゴキブリがほとんどいなくなります。それは、ゴキブリは湿度の高い所を好みます。部屋の中でも温度が低く、湿度の高い、隅っことか流し台の裏のすき間などに多くいます。床下に”炭”を敷くことにより、床下と床上の湿度が下がり、息がしにくくなっていなくなるのだと思われます。
ダニ・カビ対策…床下に”炭”を敷くと床下の湿度が低下し、タタミ、フローリングが乾いてきます。乾いてくると、カビ、ダニは少なくなります。
カビ対策…カビの一番の対策は除湿です。カビは湿気を好み、乾燥を嫌います。その性質から”炭”による除湿対策を施します。”炭”を床下に入れると湿度が約15%下がります。(除湿効果)一般的に床下の平均温度は、屋外より、約5%程度高くなっています。床下に”炭”を入れることで調湿能力(除湿ポンプのような湿度の高い時に吸って、屋外の湿度が低下する時間帯に吐き出す力)により約15%湿度が低下します。
シロアリ対策…シロアリも他の害虫同様、湿気のある所を好み、風通しの悪い場所が大好きです。”炭”を置く事によって湿気を抑え、水分を絶ちます。そのような効果でシロアリの生息しにくい環境を作り上げることです。
使用例

炭八

床下に炭を敷き詰めます

天井にも炭を敷き詰めます
人体に与える効果
◆害虫を寄せ付けないことで害虫から発せられるアレルギー性物質の増殖を抑制し、アトピー性皮膚炎や小児喘息、気管支喘息などの予防に効果があります。